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【社説】政党機関紙と一般紙の違い理解を 共産党の赤旗自画自賛

執筆者の写真: 日章新聞日章新聞

菅義偉内閣の発足に伴う内閣の人事について一般大衆紙などでは人物の紹介が実施されている。基本的には過去の経歴紹介や実績の紹介であるが、政府に批判的な論調の新聞などでは過去の出来事や発言を基に批判意見なども取り扱う。

そのような中で日本共産党の機関紙である「しんぶん赤旗」は、各大臣について批判的に紹介した。日本共産党の片柳すすむ川崎市議会議員は「新内閣発足翌日のしんぶん赤旗、「閣僚の横顔」がいつも楽しみ。 新閣僚の過去の悪政推進、問題発言、加入団体、どの業界の利害を代表しているのか、などよくわかる。赤旗しか書けない。 『政治資金で飲食1510万円』『生活保護を攻撃 自己責任で共鳴』『五輪・パラでの旭日旗容認』など見出しも秀逸。」「しんぶん赤旗のように徹底的に暴言を掘り返してディスる…もとい、権力の監視をする報道はありませんでした。残念です。」などとTwitterにて発信した。また、その投稿を日本共産党が拡散した。

片柳氏並びに日本共産党は赤旗のみが批判的論調であり、他は政府の見方であるというような論調あるとする投稿と拡散になる。そして日本共産党は自身の赤旗を自画自賛したということになる。

しかし、赤旗はあくまで日本共産党の政党機関紙。日本共産党の活動を報告し、支持を増やすための新聞である。そのためには日本共産党の敵対勢力である自由民主党、公明党ら与党の批判は行って当然だ。そしてその発行部数に比例して支持の拡大につながるため、自画自賛も当たり前のことだ。

対して一般紙は同じように読者の拡大は運営を行う上でも重要なことではあるが、過度に一方に偏った論調は読者にとっては良いものではない。特にインターネット上での偏向報道批判などが目立ち、偏った論調は嫌われる。自画自賛も企業広報としては必要な要素ではあるが、論調での自画自賛よりもスクープなどの報道実績での自画自賛が一般的だ。

このように政党機関紙と一般紙は異なるものであり、その点を認識した上で報道の捉え方は考えるべきである。

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