菅義偉氏の「自助・共助・公助」の発言などを巡り、野党を中心に「政治は公助が仕事であり、自助を推し進めることは必要ない」として批判の意見が上がっている。
勿論、政治は公のために存在するものであり、社会的弱者の救済や、不当な扱いを受けないようにするのも政治の仕事ではある。
しかし、政党要件を満たして一定の発言力がある野党がその発言ばかりを批判し、綺麗事を並べる現状は良い状態ではない。最低限度の政策実行力がある以上、発言を踏まえたうえで具体的な政策を提示し、国民の判断材料となるのが野党の仕事なのではないだろうか。発言の揚げ足をとっている暇があるのであれば低迷した支持率の改善や、新党合流後の混乱を最小限に抑えて国民の支持を得られる組織作りに専念をするべきである。
政治は揚げ足の取り扱いではいけない。より国家国民にとって良い政策を実行するためのものであり、国会はそのための意見をぶつけ合う場であることを忘れてはいけない。未来に良い日本を残すための勝負をしてほしい。
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