安倍晋三内閣総理大臣が辞任の意向を示し、7年8か月の安倍政権が終わりを告げる。今後は8日告示の自由民主党総裁選挙に当選した石破氏、菅氏、岸田氏の3名のうちのいずれかが安倍総理の後任として自民党政権を継続していくことになる。特に菅氏は優性で当選候補であるとみられいる。菅氏は安倍政権を継承する路線を示している。
これに対して野党は菅氏の有利報道を受けて反発する声が上がっている。菅政権が実現した訳でもないのに異様な批判の模様だ。
しかし、彼らは安倍政権が7年8か月もの長期政権として成立し、後任の政権として菅政権が誕生する可能性がここまで高い理由については触れないのだ。勿論、安倍政権の政策が自民党が議会で過半数をとることができるような国民に求められている政策であることなどがあるのは当然のことだといえるだろう。
その一方で「自民党はほかの党よりマシだから投票した」という意見も少なからず存在している。このような意見は野党は複数ありながら与党自民党より良い選択肢を提示できていないということを示している。この意見を持つ方の票は浮遊票であり、毎度毎度自民党に投票するとは限らない。この票をものにできず、メディアの世論調査の結果に一喜一憂している野党は不甲斐ないのではないだろうか。
もし野党が自民党よりも魅力的な政策を提示していれば第二次安倍政権発足前の民主党政権のような自民党以外の政権発足、またはそれに非常に近しい状況もできたのではないだろうか。
野党は自党の不甲斐なさを認識し、自民党にまさる政策と行動力で与党を目指す力が足りない。それで自民党の批判のみなのは異常である。
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