菅義偉内閣総理大臣が記者会見や国会の答弁を通じて国民に説明を行っている様子に説得力がないとする意見がある。
実際に菅氏の説明は原稿をただ読んでいるのみという印象が与えられる。前首相の安倍晋三氏は聴衆ないし質問者の方を見ながら抑揚をつけての説明を行っているときが非常に多かった。その他にも数字や表情で説得力を増し、批判意見を交わしたとする論説もある。
また、ドイツのヒトラーは事前に原稿を用意することはなく、キーワードを記載したメモを基に演説を行い、声の高低や演説のスピードなどを変化させることによって聴衆の注目を集めたと言われている。ヒトラーがドイツ国内で支持を得られた理由は演説にあるとする説も多く、演説による説得力の高さが伺えるだろう。
このことからも菅氏の現行の棒読みによる説明に説得力が生まれない理由が分かる。国民の代表者として政策を実行する立場にあるため、説得力は重要な要素になるだろう。正論で必要なことであっても説明が下手ならば国民の理解は得られにくい。
菅氏は安倍氏などを参考に説明・演説の手法を取り入れ、国民からの理解を得られる説得力を身に着けるべきである。
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