Yahoo!ニュースをはじめとするニュースプラットフォームは今日の日本人がニュースを閲覧するのに使用しているニュースサイトとして親しまれている。そのニュースプラットフォームには欠点が存在する。
〇ニュースプラットフォームの仕組み
ニュースプラットフォームは新聞社やテレビ・雑誌などか提供された情報を基にニュースを掲載するサイトで、今日の日本において非常に大きなシェアを占める。
システムとしては閲覧を集めている記事などが自動的にピックアップされるようにプログラミングされているサイトが多数を占めている。サイトによっては編集者や管理者がトップに掲載する記事を決定して掲載しているパターンもある。
広告収入が主な収入であり、記事閲覧によって得られた広告収入を記事提供者とプラットフォームで共有する。
〇PV至上主義と社会的重要度
ニュースプラットフォームでは広告収入によって利益を得ていることから広告収入を集める手段として最も手っ取り早い記事閲覧を目的とした人気記事を掲載するプログラムが組まれている場合も多く、記事の閲覧によって記事提供者も収入を得るために、記事提供者による過激な見出しなどが増える傾向にある。
日本における一般紙は宅配制度による安定した収入があることなどから過度な見出しは付けられにくいが、東京スポーツのようなスポーツ新聞では過度な見出しがつけられやすい。
プラットフォームサイトでは個人による記事掲載の事例も多く存在するために過度な見出しがつけられることもある。
また、人気記事を優先して掲載した場合には社会的に重要な記事が上位に掲載されることが減り、芸能やスポーツに焦点が集まることも多い。
PV至上主義によって社会的に重要な記事への注目が減少するのだ。
〇プラットフォームの責任
記事提供者から提供された記事を自動配信し、人気記事を上位に掲載するプログラムを組んでいるプラットフォームでは、デマ情報や飛ばしと呼ばれる公式発表前の記事が掲載されることがある。
また、個人の記事提供者などが過度な見出しを付けたために見出しの情報がデマとなってしまった記事が掲載されるパターンもあり、それを拡散する形となるプラットフォームへの責任が問題となっている。
今後のプラットフォーム運営のプログラムによっては責任を求める訴訟が発生する可能性も否定できない。
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