31日に日露首脳による電話会談が実施されたと外務省が発表した。
プーチン大統領は「安倍総理はこれまで建設的に対話を重ねてきた信頼できるパートナーであり、これまでの協力に感謝する旨述べるとともに、日露関係の発展及び両国間の障害除去に向けた安倍総理の偉大な貢献を高く評価する」と述べたという。
これに対し安倍総理は謝意を述べつつ、自身の辞任について説明を行い、これまでプーチン大統領と27回もの首脳会談を重ねて平和条約交渉を行ってきたことに言及した上で、依然として未解決の領土問題を解決する重要性を強調し、今後も精力的に交渉が行われることを期待するという。安倍総理とプーチン大統領は、二人の間の合意も踏まえて平和条約交渉を継続することを確認した。8項目の「協力プラン」や人的交流分野も含め、幅広い分野で日露関係が発展してきており、今後とも二国間関係を強化していくことの重要性を確認しました。
安倍総理からは北方領土四島への航空機墓参について取り上げ、「今後も継続して行われるようプーチン大統領の尽力を期待する」と述べたという。
会談の最後には安倍総理から、プーチン大統領との友情をこれからも大切にしたい旨述べたのに対し、プーチン大統領から、退任後も安倍総理の活躍を願うとともに、またお会いすることを楽しみにしているとの言葉があったという。
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