韓国側の主張全面はなぜか 神奈川新聞の記事に足りないもの
神奈川新聞の論説「時代の正体 歴史に向き合う」において11月22日、23日の連日にわたって掲載された日中韓フォーラムにおける講演。この講演では徴用工問題についておこなわれ、日本人と韓国人の主張が報道された。 まず22日の記事では「強制動員問題解決と過去歴史清算のための共同行動」事務局・矢野秀喜氏の講演について取り上げられた。強制連行の被害を訴える韓国人による日本国内での訴訟活動から「強制連行」の削除を求める日本の”草の根保守”の運動、安倍政権の見解などを紹介しつつ、「歴史の事実直視を」として植民地主義の清算を主張する内容であった。 23日の記事では「民族問題研究所」対外協力室長・金英丸氏の講演が掲載された。韓国大法院の判決を取り上げたほか、「日本政府は韓国の司法を無視し、踏みにじっている」と日本政府を批判し、植民地主義の克服をテーマに掲げている。 この記事の全体的な要旨としては「日本の植民地主義」を克服し、「強制動員があった」という前提での歴史事実の清算である。 この記事では、安倍政権下の「解決済み」の姿勢こそ紹介されているものの、日本側に寄り添