気象庁は23日、草津白根山の噴火警戒レベルを1に引き下げたと発表した。今後も火口から周囲500mの範囲ではごく小規模な火山灰の噴出に注意する必要がある。
草津白根山について気象庁は「最近は地震活動が概ね低調な状態で推移しており、湯釜浅部の膨張によると考えられる地殻変動も概ね停滞しています。草津白根山の火山活動は静穏時の状態に戻る傾向が認められ、湯釜火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなっていると考えられることから、本日(23日)11時00分に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。今後も、湯釜火口から概ね500mの範囲では、ごく小規模な火山灰等の噴出の可能性がありますので、地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。また、湯釜火口周辺では火山ガスの噴出がみられ、その周辺の窪地や谷地形などでは高濃度の火山ガスが滞留することがありますので注意してください。」と述べている。
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