東京電力パワーグリット株式会社(東電PG)が、秘密情報である電柱地中化の工事図面を工事の終了した現場に放置し、第三者に流出させたことが日章新聞の取材で判明した。
工事図面には「電線共同溝引込管路・連系管路設備工事」という工事名と「秘密情報 目的外使用・開示禁止 東京電力パワーグリット株式会社」と東電PGの名義で第三者への流出を禁じる文言がある。図面は現在、東電PG側に返還されている。
図面を取得した男性は日章新聞の取材に対し「東電は東京五輪の電気・通信も担当している。このようなセキュリティ体制では問題があると感じた。セキュリティ部門の再編成を要求したい」と東電PGのセキュリティについて批判した。
東電PGは日章新聞の取材に対し「弊社が機密情報と定めている情報が流出したことは事実。しかし、個人情報は記載されておらず、図面にも重要情報はなく機微たるものである。紛失したことは事実のため、再発防止に向けて取り組む」と事実を認めた。
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