今回の日本第一党副党首の「池田恒雄」と福岡県本部長「鹿野真莉子こと鹿野真都枝」、そして「池田華子」ら三人による休業支援金詐欺事件に使われたのが、非営利活動法人「日本結婚支援連盟」(代表:池田華子)だ。
「日本結婚支援連盟」は平成26年12月5日に福岡県福岡市中央区大名2丁目12番15号で設立され、現在は福岡県福岡市西区泉一丁目18番38号に事務所を置いている。池田華子は、平成29年5月1日に同団体の理事に就任している。ちなみにこの事務所が所在している土地は、池田姓の別人の名義になっている。
共に逮捕された池田恒雄の名前で検索すると、「愛国塾」なる政治団体を、令和元年6月27日に解散した際、総務省に提出した収支報告書が出てくる。団体の代表者、会計責任者は共に池田恒雄であるが、末尾の宣誓書に付された会計責任者の氏名を「池田華子」と書いたものを訂正して、「池田恒雄」と書き換えており、両者の関係性がうかがえる。
この「愛国塾」の収支は全てゼロで届けられており、活動実態はなかったと見られる。この「愛国塾」の連絡先として記された電話番号と、「日本結婚支援連盟」は同一だ。そして、「愛国塾」の事務所を置いていたのが、福岡県太宰府市青山1丁目30-14番地だ。
この住所には平成25年1月23日に設立された「一般社団法人福岡心療協会」が事務所を置いていた。この団体は「心理カウンセラー養成に関する研修及びスクールの運営」「心理カウンセリングに関する講演及び研究」を目的としていた。「一般社団法人福岡心療協会」は、平成30年12月12日に解散しているが、代表理事は「澤 恒雄」で、理事が「成冨 真都枝」となっている。おそらく、「池田恒雄」と「鹿野真都枝」の以前の名前と推察される。
平成23年5月30日の福岡県広報では、「政治団体が収支報告書をその提出期限までに提出しない場合、設立届を届け出ていない団体と見なされた」とする、政治資金規正法第17条第2項が適用された団体の一覧を公表している。その中に、「福岡・保守の会」なる団体が、処分を受けた旨が掲載されている。代表者は「濵﨑 真都枝」で、会計責任者が「澤 恒雄」だ。これもおそらく同一人物で、「鹿野真都枝」の以前の名前だろう。
この「濵﨑真都枝」と同姓同名の人物は、平成16年12月7日、福岡市中央区大名2丁目の駅近ビルに「有限会社ヤマトコーポレーション」という会社を設立している。この会社は、「インターネット等を通しての通信販売業務」をはじめ、「手相、人相、姓名判断等の占い及び鑑定」「心理療法による分析及びカウンセリングとその研究」「貴金属、原石、骨董品、印鑑、装飾雑貨の販売」などを手掛けるとされている。この会社はすでに実態がなくなっていると見られるが、その住所は福岡市地下鉄空港線の赤坂駅前にあり、のちに非営利活動法人「日本結婚支援連盟」が設立された当初の場所と、目と鼻の先だ。
複数の人物が、17年の間に2度3度も名前を変えるのは普通ではない。しかも、時に「手相、人相、姓名判断、占い」を手掛けたり、「心理療法」をやったり、保守や右翼のような名前の政治団体を作ったり、「結婚相談所」のようなものを始めたりと実に忙しない。名前と業態を頻繁に変えるのは職業詐欺師の常套手段である。
このようないかがわしい人物を党の重役に据えておいて、問題が起きれば過去に発表した人事表まで改竄して、「党員ではありません。」と説明し、所属歴の有無に関する質問にも、「党員でない個人に関しては回答を差し控えさせていただきます。」と逃げるのが日本第一党だ。こうした党が、自民党や共産党など既成政党に対して文句を言えた立場ではないだろう。
今回の逮捕は誠に残念です。が、逮捕されたからと早々に犯罪者扱いするのはまだ早いですね(笑)
容疑者の段階で本人は無罪を主張しているそうです。
今後起訴されるかどうかは検察が決めて、その後裁判で有罪か無罪か決めるので。
新聞を語るのであれば客観的な事実だけを記すべきで、記者の主観は入れるべきではない。
既存のマスゴミと同じになりますよ