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【記者のつぶやき】令和4年2月5日

維新政党・新風が最後に参議院議員選挙に挑戦してから6年になる。維新政党・新風は全国比例で政党要件の確保を目標として選挙運動を展開していた。その3年後におこなわれた第25回参議院議員選挙では、オリーブの木(現・つばさの党)が比例に出馬。新風同様、議席の獲得には至らなかった。

今回の選挙でも、日本第一党、国民主権党、つばさの党、参政党などが全国比例での政党要件確保を目標として選挙戦を戦うことを公言している。

これらミニ政党、特に地方議員のいない政党が全国比例に惹かれる理由はどこにあるのだろうか。

ハッキリ言って、資金面でも党員数でも政党要件の確保はおろか、1議席の獲得も見込めないのだ。

今回の参議院選挙に挑戦する予定の4党の内、資金面で問題がないのは令和2年度に6000万もの収入があった日本第一党だけではないだろうか。参政党本部の政治資金収支報告書は現時点で公表されていないため、詳細は不明だが、地方本部の資金を見れば、日本第一党よりは劣っているのが現状だ。

資金が満足にない状態で選挙に挑んでも、既存政党の壁を打ち破るのは厳しいことは間違いがない。それでも挑む理由は何か。

考えられる範囲で言えば、党勢拡大ではないだろうか。全国比例ともなれば、全国の全世帯に新聞形式での選挙公報、テレビ放送での政見放送がおこなわれる。それまで党を知らない人でも、党に興味を持ち、入党する可能性は十分にある。実際に、過去に全国比例で戦った政治団体の関係者は党勢が伸びることを指摘している。

党勢拡大が目的ではないのなら、選挙戦略が不十分であるとしか言いようがないだろう。勝てない選挙で支援者の資金と労力を簡単に国庫に納めてしまうからだ。今回の参議院選挙にどれだけのミニ政党が出馬するかはまだ正式にはわからないが、各政党にとって長期的に良いものになることを期待したい。

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​日章新聞

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