「若者の○○離れ」という言葉がここ数年話題になっている。不景気や貧困化によって収入が減少し自動車などを購入できなくなった、インターネットの普及でテレビを見なくなったなどの多様な理由でこれまで一般的とされた物を若者が手にしなくなった現象だ。
その中に「政治離れ」が存在する。政治への関与を高めるべく、選挙権の18歳引き下げなどがおこなわたが、その効果は良い結果とはなっていない。このような「政治離れ」の要因はどこにあるのだろうか。
◇「若い人の意見が届かない」
投票に行く有権者の大半が高齢者であることから、若者の向けの政策より高齢者向けの政策が多くなる現象がある。ある大学生は「若い人の意見が届いているようには感じられない」とこぼす。
◇政治家の高齢化
ある女子大生は「政治家がおじいちゃんばかり、若い人があんまりいない」と指摘した。被選挙権こそ25歳以上であるものの、実際に当選する人で20代・30代は非常に少ない。今回の参議院議員選挙の東京選挙区から出馬している人の平均年齢は51歳で、30代は7人だった。
こうした若者の意見が届きにくい、若者の代表がいないことが「政治離れ」の一因になっていることは間違いがないだろう。「政治離れ」「政治不信」の要因は日章新聞第73号でも指摘している。ぜひ参考にしてほしい。
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