二度にわたる市長の不信任決議で姿勢が混乱しているあきる野市。市長の失職に伴う市長選挙は9月4日に投開票の見込みだ。失職した村木氏も出馬を予定している。
その村木氏が選出された令和元年の市長選挙の際に村木氏を支持したのが共産党だ。選挙期間中に自民党系の市議が「村木氏は共産党と手を組んでいる」と指摘することもあった。朝日新聞も6月17日付の記事で共産党が市長与党であると記載している。
共産党はこうした市長与党から一転、不信任決議の提出にも参加した。「市長を支えてきたが合意形成などで改善が見られない」と市長の批判をおこなったものの、市民に対しての説明が全く見られないままに路線を修正した。
7月24日投開票の市議会議員選挙の選挙公報で共産党の公認候補は「市長不信任に賛成」を前面に打ち出した。これでは共産党は「市長を支持した」黒歴史をただ単に抹消したようにしか見えないのである。
説明があったとしても、全有権者に伝わっていないのが現状だ。9月4日の投開票までに更なる説明が求められるだろう。
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