全国各地で不景気の影響を受けて事件が発生している。全国で発生している組織的な連続強盗事件も、実行犯は「闇バイト」として参加したものだった。その他にも援助交際や売春に関する情報も多く出回っている。
「闇バイト」や「援助交際」などの発生する要因は「遊ぶ金欲しさ」というイメージが強い。実際にそうした例も十分にあるが、それ以上に生活資金においても問題が発生している。
近年の物価高もあり、特に給与の安い若年層を中心に十分な生活が難しい現状がある。政府は最低賃金を引き上げるなどの対策をおこなっているが、十分な収入減に対する対策となっているとは言い難い。
特に、大学生・主婦などでは扶養の関係もあり稼げる金額が実質的に制限されている事例もある。政府は扶養の金額制限の緩和なども視野に入れる必要がある。その他にも個人消費の増加の為の減税も必要になってくる。
2・26事件やフランス革命は国民の貧困が原因であった。マリー・アントワネットが発したとされる「パンがなければお菓子を食べればいいじゃやない」は事実ではないとの説もあるが、政府にそのような考え方が蔓延すれば、国民の不満を抑えることはできない。
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