市区町村選挙などの統一地方選挙後半戦は23日に投票日を迎える。千葉5区補欠選挙のような「政治とカネ」の問題も追及される。
千葉5区補欠選挙はえり・アルフィヤ氏(自民党)の参議院議員選挙での選挙資金収支報告書の問題について、本紙は指摘している。
「政治とカネ」以外の問題で注目されているのは「宗教問題」だ。
渋谷区議選では故・大川隆法幸福の科学総裁の息子・宏洋氏が反カルト宗教を謳って出馬。桜井誠氏が党首を務める日本第一党も反統一協会を掲げて選挙戦を戦っている。
こうした宗教問題が問われる選挙戦で、統一協会関係の政治団体や候補者も出馬している。統一協会の関連団体の政治団体は勝共連合のほかにも、自由と人権を守る日米韓協議会なども存在している。
統一協会の分派・サンクチュアリ教会関係の「浦安サンクチュアリ協会」の松岡裕子氏と同姓同名の人物も浦安市議会議員選挙に出馬している。
陰謀論の流布なども横行している。安倍晋三元首相の暗殺事件や、岸田文雄首相の暗殺未遂事件などに合わせた陰謀論のほか、新型コロナウイルス感染症に関する陰謀論を流布する候補者も出馬している。
参政党の候補者などによるマルチビジネス問題なども本紙で既報した通りだ。23日の投票日、何が争点になるのか。選挙結果に注目だ。
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