
国民有志団体「戦線社」は1日、社民党所属議員の福島第一原子力発電所のトリチウム処理水放出に関する発言について、社民党に要請文を手交した。
要請文では大椿裕子副党首の発言などを引用した上で「福島県周辺の海域が放射能により汚染されるという誤解を与える行為だ」と非難した。「風評被害に真摯に向き合っているつもりでも、不安をあおり風評被害が広まっていく懸念がある」と指摘した。
社民党側は原発の建設段階からの問題点を指摘した上で「薄めて放出すれば水銀でも放出していいのかということになる。風評被害についても風評が広まって実害が出ている。9月末予定の訪中でも双方が冷静になった段階で率直に話し合えればと思う」と語った。
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