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集英社「貴重な意見として承る」 『宗教二世』巡り

 集英社が二月一日に運営するウェブサイト「よみタイ」に掲載されていた新興宗教二世の問題を扱った菊池真理子氏の漫画作品『「神様」のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~』を削除し、同月十日に同社編集部が謝罪文を掲載したことを巡り、Twitterでは否定的な意見が相次いでいる。

 原因は、今年一月二十六日に「よみタイ」にて公開された菊池氏の作品の第五話の中で、登場する宗教二世の人物の苦悩の元凶が教団と教義の反社会性にあるような描かれ方がされていたことで、公開から七日目にウェブサイトから削除され、十日に菊池氏の作品の公開を終了する旨の決定と「特定の宗教や団体の信者やその信仰心を傷つける物になっていた」として謝罪する内容の声明を発表した。

 これを受けて、Twitterでは集英社に対して「#集英社は菊池真理子先生のマンガを消さないで」というハッシュタグが拡散された。

 十六日に本紙が集英社の広報部に取材を行ったところ、「作品の非公開については多くのご指摘がある。貴重なご意見として承りたい。再公開についても貴重なご意見として承りたい。」とコメントするに留め、Twitter上で宗教団体の圧力を疑う声に対しては「回答を差し控える。」とした。

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