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中国が初の国産旅客機就航 日中の技術格差対策が重要か

CNNなどは29日、中国が初の国産旅客機を就航させたと報道した。中国の初の国産旅客機「C919」は164座席、航続距離約5500キロと、B-737などの中規模旅客機と競合する。中国の推進する一帯一路構想に参加する国家が今後量産に伴って輸入する可能性がある。


その一方で日本は三菱のMRJの開発に失敗した。MRJは70~90席規模の比較的小規模な旅客機構想で中国のC919とは直接競合しないものの、両国の技術競争に敗れ、日中間の技術格差が露呈した状況だ。


現在世界で旅客機を生産しているのは米ボーイング、ヨーロッパのエアバス社、ロシアのツポレフ・イリューシン・スホーイ3社のほか、カナダのボンバルディア、ブラジルのエンブラエルなどごく限られた企業による寡占状態が続いている。


日本国内での旅客機開発は国防における空の防衛分野の発展にも関与する重要な分野だ。日本政府による技術投資と、開発の成功が日本経済と防衛を支える鍵になる。

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