安倍晋三元首相の国葬儀が27日に迫り、本紙も含め国葬に関する論説、意見表明が続々とおこなわれている。安倍晋三は本当に「国葬」が必要な人物であるのか、北一輝の『国体論及び純正社会主義』をもとに考えたい。
北は「歴史を見れば、実際に日本を支配してきたのは天皇に不敬不忠の『乱臣賊子』ばかりである。北条義時に至っては三帝を放逐し島流しにさえしている」(岡本幸治『北一輝』)と指摘している。
「日本を支配してきた」を「日本の指導者」と置き換えた場合、安倍氏は「乱臣賊子」となるのか。北条氏のように天皇陛下や皇族を島流しにするようなことこそなかったが、その他の面ではどうなのだろうか。
昨日指摘した「政治闘争を捨て国民の為になるのか」という論と合わせ「本当に国葬に値する人物か」を合わせて判断していく必要があるだろう。
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