日本第一党は26日、渋谷区議選の結果について異議申し立てをおこなったと発表した。渋谷区議選に立候補した中村和弘幹事長と同姓の自民党・中村たけし氏の当選無効、渋谷区議選そのものの無効を主張した。
中村たけし氏の当選無効の理由として、同姓の中村和弘氏の票が紛れ込んでいる可能性がある、按分が実施されていないという点を指摘している。同姓のが紛れ込んでいたとしても、両者の得票は約10対1で、選挙結果には何の影響も与えない。地方選挙では按分が発生しないケースも多く、中央区でも按分が発生しない事例があった。
理由の一つに渋谷区長選に立候補した日本第一党・菅原美雪氏の得票が約3000票であったのに対し、中村和弘氏の得票が269票であったことも指摘している。渋谷区長選の候補者は4名であるのに対し、渋谷区議選の候補者は62名である。約15倍の候補者数であることを考えれば得票が15分の1であっても不思議なことではない。宏洋氏などの反カルト候補者や他の右派系候補者に票が流れた可能性は否定できないだろう。
得票数の不自然な理由としてポスティングの実績を掲げているが、配布枚数も不明な上、事前のビラのポスティングは政治活動を除き違法行為となるため、実績として掲げていることは事前運動の公表に該当する可能性がある。ポスティングは自治会を通じて実施したケースもあるとのことだが、自治会側も全ての候補を容認している可能性が否定できず、自治会が許可したから反応が良いとは断言ができない状況だ。
渋谷区選挙管理委員会は同申し出を受理したとのことであり、今後内容を精査した上で投票用紙の再確認などが実施される可能性がある。
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