新型コロナウイルス感染症の五類感染症引き下げに伴い、反コロナ活動家やウォッ
チャーにこれまでの活動の総括や今後の展望を尋ねる連載企画です。

雨が降り頻る新宿駅・西口地下広場。「最低時給二千円の新生民権党です」と宣伝を続ける男性がいた。コロナが蔓延して以来ずっと反ワクチン・反コロナの活動を続けてきた活動家で、過去に国民主権党に所属していた過去も持つ。反コロナ共闘委員会の代表を経て「自由と平和をつかむ党」から今年の統一地方選挙・川崎市議選に出馬し、落選。供託金も没収された。
「自分がこういう陰謀論とされる運動を始めたのは9・11(アメリカ同時多発テロ)からなんですよ。だが日本の国内問題についてやってなかった。自分のことで一杯一杯で、(コロナの流行までは)活動していなかった」。
コロナの流行を「セカンド・ナイン・イレブン(第二の世界同時多発テロ)」として位置付けて、活動することを決意した。「これはもう、動かないとだめだなと思った」と語っている。
反コロナ活動の当初、個人で活動していた。国民主権党(平塚正幸党首)の関係者から「一緒にやりませんか」そう声をかけられ、当時盛んに行われていた渋谷ハチ公広場前でのクラスターデモに参加する。この時、実家が大阪であることや、勤務上の関係などから各地を回る状態だった。その際にも、反ワクチン活動を「普及させる活動」をしてきたと語る。
(聞き手・髙田輝)
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