参政党 関係者の会社に政治資金を支出か【日章新聞アーカイブ①】
- 日章新聞
- 7月7日
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第27回参議院議員通常選挙に立候補し、各メディアで躍進が予想されている参政党。本紙は3年前の参議院議員選挙から参政党を追いかけ、一政治団体が大きくなる理由を調査していた。その中で、参政党の政治資金の動きの中に不審点があることを発見した。
約1億円分のポスター印刷を請け負う「御用達印刷屋」所在は韓国系パチンコ店
3年前の参議院議員選挙において、参政党45人の候補者のほぼ全員が「トーカク株式会社」にポスター・チラシの印刷を依頼した。おおよそ候補者1人につき、200万円ほどを支出しており、9000万円から1億円近い発注であったと見込まれる。
選挙直前の5月18日に設立され、自社サイトも持たない印刷会社であった。当時の参議院議員選挙では「トーカク株式会社」を使用してポスター・チラシを印刷した参政党以外の候補者は本紙が調べる限りでは確認できかなった。
参院選終了後に「トーカク株式会社」は金沢市に移転した。移転先はなんと金沢駅前のパチンコ店だ。昭和50年代に在日韓国人によって創業された会社で、創設者は地元の在日韓国商工会議所の顧問を務め、韓国政府から褒章をもらっている。
実績不明の「映像舎」に250万円以上支出
参政党本部は令和3年度の政治資金収支報告書で「株式会社練馬映像舎」と「練馬映像広報サプライ」に併せて約250万円を支出した。同一者が代表を務める実質上の同一企業だが、ホームページは「工事中」が多く、所在地もマンションの一室。実績も実態も不明瞭な企業であった。
神谷氏が自身の会社に230万円を支出
現在、党の顔として各地を飛び回る神谷宗弊氏が代表取締役を務める「株式会社イシキカイカク」に令和3年度のみで約230万円が支出されていた。内容はウェブサイトの管理委託であったが、会社のホームページから依頼や実績は確認できなかった。
当時の代表が住所地にない会社に約900万円支出
令和5年当時代表であった松田学氏が代表を務める「松田政策研究所」が住所地に存在しないコンサルティング会社に924万円を支出していた。令和3年度政治資金収支報告書において「株式会社YDコンサルティング」への支出。移転前の住所を記載していた。
会社の社長は松田氏団体で事務局長を務めていた。会社のホームページは存在せず、登記上は古いアパートに所在している。当時、本紙は電話で取材するも最終的に回答はなかった。






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