top of page

【社説】住民との対話で平和的解決を

神奈川県伊勢原市の串橋地区で、髙山松太郎伊勢原市長への謝罪を求める看板が掲載されている。伊勢原市は警察や神奈川県との相談の上で、撤去に向けて設置者本人にも働きかけを実施しているという。実際に伊勢原市に開示を求めた文書では、関係機関への相談・通報や、設置者とみられる人物の写真撮影などを行っている。

伊勢原市長への謝罪要求ということは、その原因となることがあったはずだ。看板が設置される直前の令和2年9月20日には、髙山氏が当選した伊勢原市長選挙が実施されている。この当選は3期目で、選挙の争点は髙山市政の評価であったと選挙時の報道を行ったメディアには掲載されている。髙山氏は新東名高速道路伊勢原大山インターチェンジ周辺の企業誘致を公約に掲げているが、伊勢原大山インターチェンジは看板が設置された串橋地区にはなく、同市の上粕屋地区にある。この周辺への企業誘致で串橋地区の農地への影響はほぼ考えられない。

このように該当する原因が見当たらず、近隣住民も困惑し、伊勢原市側も原因はわからないと述べている。このような状況下ではあるが、伊勢原市側は看板設置の原因を把握し、裁判所などに頼ることもなく、平和的な解決を行うべきである。


◎参考文献

「高山謝罪しろ」謎の横断幕無数に 伊勢原市

「高山謝罪しろ」に新情報 故意に剝がされるなど住民間でも対立

伊勢原市長選、髙山氏が新人退け3選

伊勢原市長選 高山氏が3選

0件のコメント

最新記事

すべて表示
kamofuraバナー.jpg
令和6年スローガン.jpg
Tシャツバナー.jpg
bottom of page