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朝刊配達員はなぜ必要か 夜中に配送する意味を考察する

執筆者の写真: 日章新聞日章新聞

日付の変わったころから早朝にかけ各宅に新聞を配達する朝刊配達員。スピード性に劣るとされる新聞をいち早く届けるのが仕事だ。この朝刊配達員はなぜ夜中に配送するのか。単なる「新聞配達員」以外にも存在する意味を考察する。


新聞配達員として、翌朝に読者が起床するまでに朝刊を届けるのが仕事だ。新聞が印刷され、配達店に届き次第即座に配達に出かけ、朝一番の新聞に目を通すことに間に合わせる。横浜にあるニュースパークにはいち早く新聞を届ける体験ゲームが設置されているほど、重要な仕事として位置付けられている。


新聞配達員の仕事はそれ以外にも「治安の維持」という点で存在する。警察や自警団ではパトロールしきれないところをカバーしているのだ。地域のスミであっても新聞購読者がいる限り配達するため、路地裏での犯罪抑止に効果があるのではないだろうか。そうした犯罪を抑制するためにも人気の少ない深夜に配達する意味が有るはずだ。


もう一点は「事故の防止」だ。夜中の人気の少ない時間であれば、狭い路地で人とぶつかる可能性は非常に低くなり、事故発生の可能性を出来る限り下げることができる。


これらの理由から新聞配達員は深夜に新聞を配達するのではないだろうか。治安の維持という観点を見れば、たとえ新聞がなくなったとしても「深夜のパトロール隊」としての仕事が残る。新聞の購読人口減少でこの仕事を引き継ぐシステムが必要になるのではないだろうか。

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